部活やスポーツでケガをしたとき、「休めと言われそうで言い出せない」「次の試合に間に合いたい」と思うお子さんは少なくありません。たかす接骨院 はり灸院では、練習を続けたい気持ちも含めて、まずお話をお聞きします。このページでは、部活で多いケガと、先に医療機関へ行ってほしいサイン、保護者の方へのご案内をまとめています。
部活で多いケガ
足首の捻挫
ジャンプの着地やダッシュの切り返しで、足首をひねって痛めるケガです。腫れや痛みが強いときや、体重をかけられないときは、骨折が隠れていることもあるため、状態を確認してから進めます。骨折が疑われる場合は、医療機関をご紹介します。
ガイドラインによると、足首の捻挫はスポーツで受診の多いケガの一つで、12歳以下で発生率が最も高いと報告されています。捻挫のおよそ6割は1年以内に運動の制限がなくなる一方、約4割は足首の不安定感が残る「慢性足関節不安定症」に進むとされています。捻挫になりやすい要因として、過去の捻挫、足首が硬いこと、準備運動をしないこと、サポーターやテーピングなどの支えがないこと、バランス練習などをしていないことが挙げられています。
成長期の膝の痛み(オスグッド)
膝のズンとする痛みで、成長期のスポーツ選手に多い症状です。論文では、体をよく動かす思春期の子どもの約1割に起こり、成長にともなうケガで最も多いとされています。どれくらい休むかは症状で変わるため、状態を見て、ご本人と一緒に決めます。
野球肘・肩の痛み
投げすぎによるケガです。痛いまま投げ続けないことが大切です。動かしにくい、力が入らない、球速が落ちた、押すと痛いといったときは、早めにご相談ください。複数のチームで投げると球数の管理が難しくなるため、掛け持ちしている場合は、ご事情をお聞かせください。
肉離れ・突き指・打撲
サッカーや柔道、バスケットボールなどでよくあるケガです。突き指で指が曲がっている、腫れが強いときは、骨折や脱臼の可能性があるため、状態を確認してから対応します。
シンスプリント(すねの内側の痛み)
走る・跳ぶ練習が増えたときに、すねの内側が痛くなるケガです。陸上、サッカー、バスケットボール、バレーボールなどで多く見られます。レビュー論文では、走る人や体をよく動かす人に多いケガとされ、危険因子として、体格(BMIが高い)、足のアーチの落ち込み、足首や股関節の動き方の違いが挙げられています。著者らは、これらに目を向けることが予防や対応の出発点になりうると述べています。
すねの骨の一か所だけを押すと強く痛む、じっとしていても痛い、夜も痛むといった場合は、疲労骨折の可能性もあるため、医療機関での確認をおすすめします。
足底筋膜炎(かかと・土踏まずの痛み)
足の裏のかかと付近から土踏まずにかけて痛む症状です。ガイドラインでは、朝、起きて最初の一歩や、しばらく休んだあとの動き出しで痛みが強く出る、と説明されています。ランニングをする人で発生が多いとされ、危険因子として、足首が硬いこと、体重が重いこと、ランニング、立ち仕事などが挙げられています。ただし、このガイドラインは主に大人(40〜60歳に多い)を対象にしたものです。
成長期のお子さんは、かかとの痛みが別の原因のこともあります。ガイドラインでも、かかとの痛みの原因として、かかとの脂肪体の症状や、かかとの疲労骨折などが挙げられています。そのため、痛む場所や動かしたときの様子を確認してからお伝えします。
先に医療機関へ行ってほしいサイン
次のような場合は、骨折や脱臼が隠れていることがあります。まずは医療機関での確認をおすすめします。当院にご相談いただいた場合も、必要と判断すれば医療機関をご紹介します。
- 痛くて体重をかけられない、歩けない
- 見た目が明らかに変形している、腫れが急に強くなった
- 骨そのものを押すと、一か所だけ強く痛む
- 夜も痛みで目が覚める、じっとしていても痛い
- しびれや、力が入らない感じがある
- 頭を強く打った、ぼんやりする、吐き気がある
中高生は、疲労骨折が起こりやすい年代です。レビュー論文では、疲労骨折(骨のストレス損傷)は15〜19歳の選手に最も多く(約4割)、20歳未満では、走ることに関連するものが最大で5割ほどとされています。痛みを伴うことが多く、練習量の急な変化、早くから一つの競技に絞ること、週あたりの練習時間が長いことが、リスクとして挙げられています。すねの疲労骨折は、手術をせずに管理した場合、競技に戻るまで6〜27週かかることがあると報告されています。
練習を続けたい気持ちも、一緒に考えます
「休みなさい」と言われるのがつらくて、痛みを隠してしまうお子さんもいます。当院では、まず本人の気持ちと、次の試合や大会の予定をお聞きします。そのうえで、今の状態でできる練習と、避けたほうがいい動きを一緒に整理します。
痛みを我慢して続けると、ケガが長引くこともあります。気になる痛みがあれば、早めにご相談ください。
保護者の方へ
保険の範囲のケガの場合は、保険だけで診ています。保険の対象になるかどうかは、原因や痛めた状況で変わるため、初回にお話をお聞きしてお伝えします。
- 初回の持ち物:保険証と医療証
- 着替えの貸し出しがあります。部活帰りの制服やユニフォームのままでもお越しいただけます。
- 予約優先制です。予約した方はお待たせしません。
- 受付:平日は20時まで、土曜は9:00〜14:30。定休日は水曜・日曜です。
- 駐車場:院の目の前に8台分。駐車場から入口まで段差はありません。(アクセス・地図はこちら)
ご予約は、WEB・LINE・電話で受け付けています
初めての方は、初めての方へもご覧ください。
参考にした資料
- Martin RL, Davenport TE, Fraser JJ, et al. Ankle Stability and Movement Coordination Impairments: Lateral Ankle Ligament Sprains Revision 2021. J Orthop Sports Phys Ther. 2021. PubMed
- Krommes K, Thorborg K, Clausen MB, et al. Self-management including exercise, education and activity modification compared to usual care for adolescents with Osgood-Schlatter (the SOGOOD trial): protocol of a randomized controlled superiority trial. BMC Sports Science, Medicine and Rehabilitation. 2024;16:89. 本文
- Hospital for Special Surgery. Tips for Young Baseball Pitchers to Avoid Injury (2024). ページ
- Hamstra-Wright KL, Huxel Bliven KC, Bay C. Risk factors for medial tibial stress syndrome in physically active individuals such as runners and military personnel: a systematic review and meta-analysis. Br J Sports Med. 2015;49(6):362. 要旨
- Koc TA Jr, Bise CG, Neville C, Martin RL, McDonough CM. Heel Pain – Plantar Fasciitis: Revision 2023. J Orthop Sports Phys Ther. 2023. PubMed
- Risk Factors, Diagnosis and Management of Bone Stress Injuries in Adolescent Athletes: A Narrative Review. Sports. 2021;9(4):52. 本文
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