「毎日ダルい」「痛みがとれない」は筋肉の硬さが原因かも?
デスクワークや立ち仕事、スポーツなどで知らず知らずのうちに溜まっていく疲労。その原因の一つが、**筋肉の硬さ(緊張)**です。
筋肉が硬くなると、血管が圧迫されて血流が悪くなり、疲労物質や痛みの原因物質が溜まりやすくなります。さらに、関節の動きも悪くなるため、姿勢の乱れや、腰・肩・膝など特定の部位に負担が集中し、慢性的な痛みやコリにつながってしまうのです。
この悪循環を断ち切り、健康な体を取り戻すために不可欠なのが、日々のストレッチです。
ストレッチで得られる3つの大きなメリット
ストレッチは単に体を柔らかくするだけでなく、体全体の調子を整える様々な効果が期待できます。
- 血行促進・疲労回復 硬くなった筋肉をゆっくりと伸ばすことで、圧迫されていた血管が解放され、血流が改善します。これにより、溜まった疲労物質や老廃物が流れやすくなり、疲労回復を促進します。
- 柔軟性向上・怪我の予防 筋肉や関節の可動域が広がることで、体の動きがスムーズになり、無理な体勢での怪我のリスクを減らすことができます。特に運動習慣のある方にとっては、パフォーマンスの土台作りになります。
- リラックス効果・自律神経の調整 ストレッチをしながら深い呼吸を意識することで、リラックス効果をもたらす副交感神経が優位になります。ストレスの多い現代人にとって、心身の緊張を和らげる大切な時間となります。
目的別!2種類のストレッチの使い分け
ストレッチには、大きく分けて「静的」と「動的」の2種類があり、目的やタイミングによって使い分けることが非常に重要です。
当院の院長から一言!
「運動前の準備体操として、静的ストレッチを長く行うと、かえって筋力が一時的に低下し、パフォーマンスが落ちる可能性があります。運動前は動的ストレッチで体を温め、運動後は静的ストレッチでしっかりクールダウンしましょう。」
効果を最大限に引き出す3つのコツ
自己流のストレッチでは、なかなか効果が出ないこともあります。以下の3つのポイントを意識して、安全で効果的なストレッチを行いましょう。
- 「痛気持ちいい」強度で 痛みを我慢して無理に伸ばしすぎると、かえって筋肉を傷めてしまいます。少し張っているな、**「痛気持ちいい」**な、と感じる程度で止めましょう。
- 呼吸は止めない 伸ばしている最中に息を止めると、体が緊張し、筋肉が緩みにくくなります。ゆっくりと深呼吸をしながら、息を吐くときに筋肉が伸びるのを意識しましょう。
- 毎日、少しの時間でも続ける ストレッチの効果は、数時間で少しずつ薄れてしまいます。柔軟性の向上には継続が命です。「毎日、寝る前の10分だけ」など、生活の中で習慣化することが最も大切です。
慢性的な痛みや硬さにはプロのケアを
ご自宅でのセルフストレッチも大切ですが、「どこを伸ばせばいいのか分からない」「長年続く痛みがなかなか改善しない」という方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。
当院では、体の状態をチェックし、硬くなっている深部の筋肉や関節に対して、専門的な手技や機器による施術を行います。また、あなたのお体の状態に合わせた効果的なストレッチ指導も行っております。
自己流ストレッチに限界を感じている方は、お気軽にご来院ください。一緒に、痛みやコリのない健康な体を目指しましょう!